2011
04.05

アナログは強い

「萱葺き屋根のお宅で、風呂は薪風呂、水道は井戸水、野菜は自分の畑、ガスはプロパン、
さすがに電気だけは発電器使ってたけど!」
ライフラインがストップして風呂にも入れず困ってたところ、
仲良くしてるこの方から、うちへおいでよ、って誘っていただいて、
風呂と夕食を頂戴してきたんですよ、
と、宮城に住む知り合いの方。
やっぱり、アナログはいいよね、とお茶飲み話。
デジタルに慣れすぎたこの時代、いまさらアナログ生活は難しいと思うが、
この地震で考えなければならなかった事が多いのは事実。

「これ何?」
リサイクルショップというよりは、骨董やさん。
お宝発見!オレの大好きなフォークソングLPレコードが売られてた!もちろん中古。
しかも5枚。一挙にゲット。
一緒にいたバリバリ高校生になったつもりの娘がつぶやく。
「レコードって何?」
もはやレコードは死語である。考えてみればもうCDも古いのか。
音楽はPCでダウンロードして携帯プレーヤーで。
「レコードプレーヤーとアンプとスピーカー引っ張り出して聴かせてあげるから」
レコード上の、埃や傷が奏でる「雑音」が入る音楽が懐かしく思えた。

前述の、萱葺き屋根にお住まいの方は何仕事されてんの?って聞いたら、
パソコン関係の仕事ですって。温故知新。