2009
11.23

思い出

昨日、親戚のおばあちゃんのお葬式。96歳。十分な人生ではなかったか。

その後の親戚だけでのお食事会。
「おれは大東亜戦争時、3年4ヶ月間、ソ連で捕虜としてヒマラヤ山脈のふもとでダム造りしていた。白米は1月1日と5月1日の昼食でしか食えなかった。その時の辛さを考えると、
今は何も怖くない。幸せだ。
ただ一つ、家には母ちゃん(奥様)の冷たい顔が待っているのが怖い、あっはっはっは!」
86歳の、六郎じいちゃん。お酒大好きでたまに酔っ払って帰宅する時の光景らしい。
「俺は6番目だから六郎、兄貴は五郎、7人兄妹で生きてるのは俺だけだ。
あと1年、生きられっかなぁ」ぽつんとつぶやいた。
元気で農業をやってる六郎さん、もっと戦時中の話を聞きたかった。

当店お客さんで貴重な戦中生まれのこの方、人生楽しんでますよ、バイクとともに。
091123a